浴室のタイルにドリルで穴を開け、手すりをつける Part2
以前、浴室での転倒防止のために、浴室のタイルに、ドリルで穴を開けて、手すりを付けた時の記事を書きましたが、また、浴室の上がり口に、手すりを付けましたので、今回は、写真付きで、詳しく説明したいと思います。
脱衣所から、浴室へ入る時や、出る時など、水気や段差があると、転倒しやすくなります。
浴室への出入り口が、サッシのガラス戸だと、転倒した時に、ガラスを割って、大怪我となりかねません。
なので、高齢者の方などと同居のご家庭では、浴室の出入り口付近には、手すりを付けておくと、転倒防止に役立ちます。
今回は、浴室の出口の右側に、手すりを付けてみました。
手すりを横にするか縦にするか迷いましたが、縦にした方が、握りやすく浴室から出やすかったので、縦に、取り付けることにしました。
まず、タイルに、穴を開けて、手すりを付けるために、準備するものは、
1、電動ドリル(タイルに穴を開けるためには、負荷が掛かりますので、12V以上が推奨されているようです)
愛用の「makita インパクトドライバー TD135D」 14,4V
インパクトドライバーの場合、打撃が入ると、ドリルビットが折れやすくなりますので、トリガーを軽く引き、ゆっくりと、低速回転で穴開けします。
2、磁器タイル用ドリル 6㎜
コンクリート用ドリル 6㎜(タイルの下が、コンクリートの場合)
コンクリート用は、間違って、振動ドリル用だったみたいで、全然、削れませんでした(汗)タイル下地のコンクリート部分は、タイル用で大丈夫でした。
これらは、丸軸なので、インパクトドリル対応の、「六角ドリルチャック」を使用して穴開けしました。
4、防水シール タイルに穴を開けて、下穴にプラグを入れて、下穴に充填して、壁に水が浸入するのを防ぎます。
5,手すり ご自宅の浴室に合った長さの物を選びましょう。
今回は、「オムソリ」下の45㎝を使いました。
上の写真は、60㎝のもので、日本製の、商品名「オムソリ」という浴室などの水回りに、使用できる手すりです。
清潔感のある白で、とても握りやすいです。のこぎりなどで、カットして、長さを調節することが出来ます。
ステンレスネジと、プラグが各8本付属しています。
それでは、作業を開始しましょう。
まず、一番大切なのは、手すりの穴の位置を、タイルへ、正確に印を付けることです。
これが、なかなか簡単そうで難しいです(汗)
一人でやる場合、片方は、わりと簡単に印を付けられますが、その位置をキープしながら、もう片方に印を付けようとすると、最初の穴の位置がズレやすいです。
ちょっと、穴の位置がズレただけで、手すりを取り付けられなくなりますので、慎重に正確に印を付けましょう。
誰かに、手すりを持ってもらうとか、ガムテープで、手すりを固定するとかすると、良いかもしれません。
下穴の、中心に印が来るように、あわてず正確に印を付けましょう。
下穴の位置に、セロハンテープを貼ってから、印をつけると、後で剥がせて、タイルも汚れません。また、穴開け時の刃のすべりも防げます。
私は、穴を全部塗りつぶしましたが、穴の中心に印を付けてもいいでしょう。
印を付け終わったら、いよいよ穴開けです。
ドリルの刃先が、タイルで滑りやすいですが、セロテープを貼るとやりやすいです。1枚で刃先が滑るときは、2~3枚貼るといいかもしれませんね。
最初は、低速で、1~2秒、ドリルの刃先が、印の中心位置で安定して止まるようになるまで、何度か刃先を微調整します。
刃先が印の中心位置に、しっかりと固定されたら、ドリルの刃が焼き付かないよう低速回転で、ゆっくり、慎重に穴開けします。
この手すりの場合、下穴の深さは、25㎜なので、ドリルの刃の先端から25㎜のところに、セロハンテープを貼って、下穴の開けすぎや、深さ不足を防止します。
私は、若干長めに、27㎜ぐらいの所にテープを巻きました
下穴を開け終えたら、下穴に残った削りかすを綺麗に掃除します。綺麗に掃除することで、さらにしっかりと、手すりを固定出来ます。私は、綿棒と写真用のブロワー使いました。
下穴の掃除が終わったら、防水シールを穴に押しつけて、奥まで、しっかり充填します。(プラグを打ち込んでから、防水シールが正解 !?)
充填したら、プラグを下穴差し込み、金槌で、数回軽く叩いて、打ち込みます。
すべての下穴に、防水シールと、プラグを打ち込み終わったら、手すりを付属のネジで、固定します。
ネジは、一箇所ずつ締めるのではなくて、すべてのネジを、軽く締め込み各ネジを、徐々に、交互に締め込んでいくと、上手に固定出来ます。
ネジ止め完了 !
カバーを被せて、完成です !!
素人でも、タイル用ドリルを使うと、思っていたより簡単に、難しいと思っていた、タイルに穴を開ける事が出来ます。
今回、下穴が、タイルのふちに近い場所になった箇所が数カ所あり、割れるのではないかと、不安でしたが、穴あけで、タイルが割れたり、欠けたりすることもなく、綺麗に下穴を開けることが出来ました。
タイルの穴あけは、正確な穴決めと、あせらず、慎重に作業することが、大切です。
浴室がタイルで、手すりを付けられないとあきらめていたら、同居する家族の転倒防止のために、チャレンジしてみては如何でしょう。
穴が合わずに、手すりをつけられな~いといった失敗は、すべて自己責任でお願いしますね w
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転ばぬ先の、ニトムズのガラス飛散防止フイルム !!
以前、知り合いのおじいちゃんが、夜、洗面所に行き、眠る前の日課である、入れ歯洗浄剤「ポリデント」をしようと、入れ歯をはずそうとされた時のことです。
入れ歯を外した瞬間、ヨロヨロと、バランスを失い倒れて、頭から、浴室との間にある、サッシの下の方のガラスに、突っ込み、ガラスが割れて、左腕を大きく切って、出血、ガチャンという音に、驚いたご主人が、洗面所にかけつけると、おじいちゃんは、血だらけとなっていました。
すぐさま、タオルで傷口を圧迫して止血し、奥様が119番通報して、救急車を呼ばれたそうです。
傷は深く、大怪我でしたが、幸いなことに、命に別条はなく、数週間入院して、無事に退院されたそうです。
当時、私も数日して、片付けされた後の、版ボールの箱に入れられた、割れたサッシの破片などを、見せてもらいましたが、サッシのガラスが、粉々に割れ、とがった鋭利なナイフのように割れた大きな破片も、数多くありました。
何気に開け閉めしている洗面所と浴室のサッシの扉ですが、あれほど粉々に割れるとは、本当に驚きました。
知り合いの話によると、おじいちゃんが、救急車で搬送された後の、洗面所の床は、血だらけだったそうで、飛び散ったガラスの破片の片付けや、床の掃除に、2時間半もかかったそうです。
大怪我をされた、おじいちゃんは、日頃から、よく家の中で、転んでいたそうです。
洗面所や浴室は、日常、頻繁に使う場所です。そして、浴室は、無防備な裸で入る場所ですので、転倒する可能性のある、高齢者のいらっしゃるご家庭では、万が一のために、何らかの、安全対策が必要になるでしょう。
一番考えられるのは、サッシのガラスを、割れにくい「強化ガラス」に替えることです。
でも、一般的なサッシのガラスよりも、高額なのが、難点です。
強化ガラスよりも安い、アクリル製の「樹脂パネル」もあります。
こちらは、お値段的には、お安いですが、傷が付きやすいのが、難点です。
これらは、材料さえ揃えば、自力で、交換できないこともありませんが、業者の方に依頼した方が、費用は掛かりますが、しっかりと、確実に設置でき安心です。
一番、簡単でリーズナブルな飛散防止対策は、サッシのガラスに、飛散防止フイルムを貼ることです。
これは、ニトムズ社製の ガラス 飛散防止シート です。
安心の日本製品です。
万が一転倒してガラスを割ったとしても、ガラスの飛散を低減して、大怪我のリスクを減らせます。
またこの飛散防止フイルムは、サッシに貼ることにより、断熱効果もありますので、寒い冬場は、寒暖差によるヒートショック対策にも役立つことでしょう。
- 一般ガラス用 48 ㎝ 180㎝
-
一般ガラス用幅広 96 ㎝ 180㎝
- 凹凸ガラス用 48㎝ 180㎝
- 凹凸ガラス用広幅 96㎝ 180㎝
- 食器棚用 32 ㎝ 180㎝
の、5種類のサイズが、用意されていますので、ご自宅のサッシのサイズに合ったものを、選ばれると良いでしょう。
大陽の光の入るサッシに貼ると、UVカット率、99%で、日焼け防止にもなります。
また、地震や台風など、自然災害時のサッシ、ガラスの飛散防止対策として、使用されるのも良いでしょう。
張り方は、石けん水を、サッシとシートにたっぷり吹き付けて、付属のへらで、丁寧に、水分や気泡を取り去ります。
壁紙同様、細部まで、綺麗に仕上げるには、なかなかコツがあり、難しいかもしれませんが、焦らず、ゆっくりと丁寧に貼り付ければ、素人でも、ある程度の仕上がりとなるでしょう。
知り合いのおじいちゃんは、運良く助かりましたが、高齢者の方の一人暮らしのかただと、転倒によるカラスなどの飛散で、怪我をすると、命に関わる恐れも考えられます。
高齢者のいらっしゃるご家庭では、ぜひ、浴室、洗面所のサッシのガラス飛散防止対策をされるようおすすめします。
浴室のタイルに、ドリルで穴を開けて、手すりをつける
昔、お風呂場のタイルの穴を開けて、棚を付けようとしたことがありました。
ところが、タイルの表面が、ツルツルしているので、ドリルの刃が、すべって、印を付けた位置に穴を開けられずに、取り付けを、あきらめたことがありました。
その時は、タイルに穴を開けるのは、専門家に依頼しないと、素人では、難しいと思いました。
今回、また自分で、浴室に手すりを付けようと思い、ネットで、調べてみると、案外簡単に、素人でも、タイルに穴を開けることが出来る事を知りました。
手すりは、浴室用のものです。
金属製の物もありますが、冬場は、冷たくなるので、プラスチック製の物にしました。
日本のSANEI(旧三栄水栓製作所)さんの製品です。
日本製なので、安心です。
アルミ製のパイプに樹脂でコーティングしてあります。
見た目も、お洒落で衛生的です。
長さは、60㎝、手すりの直径は、握りやすい32㎜です。
ビスを固定するプラグは付属しています。
まず、タイルに穴を開けるときに必要な道具は、次の物です。
1,電動ドリル
2,磁器、タイル用のドリルの刃(ドリルビット)
(以前、失敗した時は、鉄鋼用のドリルの刃でした)
3,樹脂プラグ
(タイルに穴を開けた後、穴につめてネジで締められるようにする。羽根つきの樹脂婦ラクが、しっかりと固定出来ます)
4,シリコーン
(樹脂プラグを穴に装着した後、水漏れ防止のために、穴と樹脂プラグに、塗ります)
2,の磁器、タイル用のドリルビットは、超硬チップが使われていますが、それよりも堅いダイヤモンドチップのダイヤモンドドリルビットを使ったほうが、慣れない方には、穴開けがやりやすいでしょう。
ドリルビット使用時は、ドリルの先端部分は、高温となり赤く焼き付くと、ドリルビットがダメになってしまいますので、低速での穴開けや、水などで冷やしながら作業すると、ドリルビットが、長持ちします。
それらが面倒な方は、今、ダイヤモンドドリルビットに、ワックスが付いた物があって、ドリルの先端に、冷却用の、専用ワックスを塗って、使用するタイプもありますので、そちらの方が、簡単で便利です。
タイルに穴を開けたら、しっかりと穴の中のタイルの削りかすを清掃することも、手すりを固定する強度にも影響しますので、しっかりと清掃しましょう。
普通の壁に、手すりを取り付ける場合は、しっかり固定するために、壁の内側の間柱を見つけなければなりませんが、タイルの場合は、手で、軽く叩いて、しっかりとしたタイルだったら、間柱を見つける必要もないので、穴を開けることが出来れば、後は簡単です。
たまに、タイルの内側が、空洞になっている場合もありますので、穴を開けた後に、中が空洞でないか確認しないと、しっかりと固定出来ませんので、注意が必要です。
浴室は、無防備な裸で入るところです。
転倒すると大けがとなりやすい場所です。
浴室に手すりを付けて、お年寄りの方に安心して、お風呂タイムを楽しんでもらいましょう。
ご自分で、取り付けできない方は、無理をせず専門家の方に依頼した方が、しっかり固定してもらえますので、後々も、安心です。
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