「人間は、足から死んでいく」108歳まで生きた、蟹江ぎんさんの金言

お元気でしょうか？毎日の介護、お疲れ様です !

　もう、ずいぶん昔のことになりましたが、双子の姉妹の成田きんさん（享年107）と、蟹江ぎんさん（享年108）が出演した「ダスキンのCM」の、

「きんは、100歳、100歳 !、ぎんも、100歳、100歳 !」

「ダスキン呼ぶらな、100番、100番 !」

というこの有名なCMで、大人気となった、当時、100歳の双子の姉妹は、一躍アイドル並みの人気者になりました。

ちょっと、写りが悪いのが、残念ですが･･

1992年CM ダスキンコールセンター双子のおばあちゃんきんさんぎんさん

懐かしいTVCMアーカイブスさんが、2014/02/11 に公開

双子の姉妹で百歳で、とてもお元気、そして、名前が金と銀という、おめでたい御名前、ユーモアあふれる語り口も人気でした。日本国中を、笑いと、幸せな気持ちにさせました。

「きんさん、ぎんさん」という言葉は、1992年（平成4年）の新語・流行語大賞の年間大賞及び語録賞にも選出されました。

　その妹の、ぎんさんの日頃の口癖だったのが、

「人間は、足から死んでゆく !!」

というものでした。

正に、108歳まで生きた「ぎんさん」の、金言といえる究極の教えでしょう。

ぎんさんは、一日、30分の散歩を欠かさず、毎日の日課とされていたそうです。

人間にとって、自分の足で、しっかりと歩くことが、いかに大切かを身をもって感じられていたのでしょう。

年を取ると足が弱り、歩行が辛くなってくると、外出を控えがちとなり、あまり歩かなくなります。それがまた、さらに、足腰の衰える原因となり、転倒や、最悪、寝たきりにつながりかねません。

一日でも、長く元気でいるためには、ぎんさんの教えの通り、歩いて、足を鍛えることが、とても大切です。

　今、新しい令和の世となり、「人生100年時代」と言われます。

20数年前に、「人生100年時代」を、すでに、実践、謳歌されていた、ぎんさんの金言である「人間は、足から死んでいく」いう、ありがたい教えを、胸に刻みながら、いつまでも、自分の足で、しっかり歩くことが出来るよう、日々、努力せねばと、改めて思います。

　以前、テレビで、ぎんさんの散歩風景を、見たことがありますが、ぎんさんは、日課の散歩では、「手押し車」を押しながら散歩されていました。

杖を使うよりも、手押し車の方が、歩行するのが楽で、転倒のリスクも減ります。

ぎんさんの使用していた手押し車が、どういう物だったか、調べてみましたが、詳細は分かりませんでした。

　最近の手押し車は、ぎんさんが使用されたころのものよりも、さびに強いアルミフレームで、軽量化され、途中で、歩き疲れた時に、腰掛けられるように出来ているので、とても便利で、軽くて使いやすくなっています。

島製作所サニーウォーカーAW-III チェックネイビー

　この手押し車も、アルミフレームを採用して軽量化され、重さが、4,3㎏です。

ちょっと、腰掛けたりする時の、座面の耐荷重は、80㎏となっていますので、ほとんどのお年寄りの方が、使用する事が出来るでしょう。

前部に、ちょっとした物を入れるバッグも付いていますので、便利に使えます。こちらは、耐荷重2㎏となっています。

　手押し車のブレーキを掛ける時は、ハンドルを手前に握り、ちょっと疲れて、座りたい場合には、下の方に、下げると、ロックが、掛かる 2way 方式となています。

　高齢者の方でも、簡単に操作できることでしょう。

また、ハンドルと、座面を折りたたむことが出来るので、コンパクトに収納、持ち運びすることができます。

　たたむのは、慣れれば、高齢者の方でも、可能ですが、折りたたみ時に、手を挟む恐れもありますので、慣れるまでは、注意が必要です。

色は、チェックネービーと、Bブラウン、CLブラウン、ちょとお洒落なローズ柄が、あります。

高さは、4㎝のピッチで、身長に合わせて、三段階に高さ調節することができます。

　私も、知りませんでしたが、驚いたことに、双子の姉の、きんさんは、このテレビCM出演、以前は、軽い痴呆症と、自力で歩くことさえ出来なかったそうです。

自分の足で、自由に歩く、ぎんさんのようになりたいと、90歳後半から足のトレーニングを毎日されて、なんと、努力の結果、自分の足で歩けるようになり、歩くことによって、痴呆症までも、克服されたそうです。

　人間、やる気があれば、何歳になろうとも、願いはかなうものなんですね。

　普段は、あまり外出せず、家に引きこもりがちな、お年寄りの方と、同居されている方が、いらっしゃいましたら、「人間は、足から死んでいく」という、ぎんさんの、ありがたい教えを、思い出して、最初は、同居人の方と、ご一緒に、一日、数分でも、このような手押し車を押しながら、ご自分の足で、散歩させてみられては、如何でしょう。

　きっと、天国から、きんさんとぎんさんが、微笑みながら、あなたと二人、手押し車を押しながら歩く姿を、見守られているかもしれません。

　アマゾンさん